童话故事的日语

丑小鸭

むかしむかし、あるところに、おほりにかこまれた古いお屋敷がありました。そのおほりのしげみの中で、一羽のアヒルのお母さんが巣(す)の中のタマゴをあたためていました。やがてタマゴが一つずつ割れると、中からは黄色い色をしたかわいいひなたちが顔を出します。しかし、巣の中でいちばん大きなタマゴだけが、なかなか生まれてきません。しばらくたって、やっとタマゴを割って出てきたのは、たいそうからだの大きな、みにくいひなでした。みにくいアヒルの子はどこへいってもいじめられ、つつかれて、かげ口をたたかれます。はじめのうちは、みにくいアヒルの子をかばっていたお母さんも、しまいには、「ほんとうにみにくい子。いっそ、どこか远い所へいってくれたらねえ」と、ため息をつくようになりました。それを闻いたみにくいアヒルの子は、いたたまれなくなって、みんなの前から逃げ出してしまいました。あてもなく飞び出しましたが、どこにいってもきらわれます。アヒルの子は人目につかない场所を选んで眠り、起きればまた逃げ続けました。

ガチョウと黄金の卵

ある農夫の飼っているガチョウが毎日一個ずつ黄金の卵を産み、農夫はお金持ちになりました。しかし、一日一個の卵が待ち切れなくなり、腹の中の全ての卵を一気に手に入れようとして、ガチョウの腹を開けてしまいます。ところが、腹の中に黄金の卵はなく、その上ガチョウまで死なせてしまいました。【教訓】欲張り過ぎて一度に大きな効果を得ようとすると、その効果を生み出す資源まで失ってしまうことがある。

病気のライオン

年老いて、獲物を獲れなくなったライオンが、策略によって獲物を獲ろうと考えました。彼は洞穴の奥に横たわって、病気のフリをしました。そして自分が病気であることが、世間に知れ渡るようにと画策しました。ほかの獣たちは、お見舞いのため、一匹づつ、洞穴へとやって来ました。「だって、洞窟の中へ入って行く足跡はたくさんあるのに、出てくる足跡が一つも見あたらないんですから」【教訓】他人の災難は人を賢くする。

農夫とその子どもたち

ある農夫に、働かず怠け者の3人の子供がいました。年老いた農夫が亡くなる間際に、「畑に宝物を隠してあるから、収穫を終えたら深く掘り起こしてみよ」と子供たちに言い残します。

卖火柴的小女孩

ひどく寒い日でした。雪も降っており、すっかり暗くなり、もう夜――今年さいごの夜でした。この寒さと暗闇の中、一人のあわれな少女が道を歩いておりました。頭に何もかぶらず、足に何もはいていません。家を出るときには靴をはいていました。ええ、確かにはいていたんです。でも、靴は何の役にも立ちませんでした。それはとても大きな靴で、これまで少女のお母さんがはいていたものでした。たいそう大きい靴でした。かわいそうに、道を大急ぎで渡ったとき、少女はその靴をなくしてしまいました。二台の馬車が猛スピードで走ってきたからです。片方の靴はどこにも見つかりませんでした。もう片方は浮浪児が見つけ、走ってそれを持っていってしまいました。

恋するライオンと農夫

ライオンが、ある農夫の娘に恋をして結婚を申し込みました。しかし、農夫は娘を猛獣にやる決心も、ライオンが恐ろしいので断わることもできず、一時しのぎに次のように答えました。「私は、あなたが娘の夫にふさわしいと思っていますが、娘はそのするどい歯と爪をこわがっているので、歯を抜き爪を切るのでなければ、娘を嫁にやることはできません」娘に心を奪われたライオンは、すぐにこの申し出を受け入れました。歯と爪がなくなると、農夫はライオンをすっかりバカにして、ライオンがやって来ると棒でなぐって追い出してしまいました。【教訓】自分の優れたところを大切にしなくてはならないのに、他人の言葉を信じて自分の利点を捨ててかえりみない者は、やがて